今までNovationのLaunchkey MK3(Miniじゃない37鍵モデル)を使っていたのですが、今回最新モデルの「Launchkey MK4 Mini(25鍵)」へと買い替えました。
アップグレードなのかダウングレードなのかよく分からない買い物だったので「鍵盤数が減って大丈夫かな?」「使い勝手はどう変わるだろう?」と少し不安もありましたが、実際に導入してみると「もっと早く買い替えればよかった!」と大満足の仕上がりでした!
今回は、なぜ長年愛用したMK3 37鍵からわざわざMK4 Mini25鍵にしたのかと、使ってみて感じた「良かった点」と「気になった点」を正直にレビューしたいと思います。

ここが最高!Launchkey MK4 Miniの良いところ
1. 25鍵化で取り回し楽々!DAWに向かう頻度とやる気が爆上がり
私がなぜあえてグレードの下がる買い物をしたのかという理由から書きたいと思います。
以前『デスク周り大改造計画 その1』でも書きましたが、私はあぐらをかいてギターを弾くのに慣れてしまっているため、必然的にPC周りは座椅子にローデスクなのです。しかしデスク上には空間が無いためキーボードは必要なときだけ取り出して床に置いて使うというスタイルになっています。Launch Key Mk3の37鍵は、普段はデスク横に立てかけてあるのですが、これを何度も出し入れしてると重いしめんどくさい。地味にやる気が失せる状態になっていました。
しかももう一つ欠点があって、Launch Key Mk3の鍵盤はフルサイズの鍵盤なので奥行きが広く、床に置くとパッドやノブが見えない。仕方ないのでデスクの下を覗き込みながら作業していました。
しかし37鍵から25鍵にしたことでサイズがコンパクトになり、そんなことしなくてもよくなりました。さらに重量も軽くなったので(約1/3)取り出す時のストレスも軽減!この「手軽さ」のおかげでDAWを立ち上げる心理的ハードルが下がり、結果として曲作りへのやる気と頻度が向上しました。
デスク周りに余裕のある人からすれば何を言ってるんだコイツと思われそうですが、私にとってはとても重要なことなのです。
MK3だとこんな感じ⇩。鍵盤しか見えません。

MK4 miniだとパッドやノブが見える!⇩

2. 暗い場所でも操作しやすいバックライトボタン
MK3と比べて地味ながら嬉しい進化が、ボタン類のバックライトです。デスク下という環境は必然的に暗いです。MK3ではよく使うボタンにバックライトが無いものがあり、押し間違いも多かったのですが、Launchkey Mini 25 Mk4ではそのようなことがなく視認性がアップしたため、暗くても間違わずにボタンを押せるようになりました。地味に嬉しい!

3. コード&スケール機能の充実(Bitwigでの準備作業が不要に!)
私は普段コードから曲作りを始めるタイプなのですが、MK4 Miniは内蔵のコード機能がとにかく充実しています。
さらにありがたいのがスケール機能。鍵盤演奏が得意でない私にとって、どのスケールを選んでも「白鍵だけ叩けばスケール外の音が出ない(=間違えた音にならない)」機能は本当に神機能です。 今まではBitwig側で「Key Filter」や「Scaler」などのプラグインをいちいちセットアップして使っていたのですが、キーボード本体側で完結するため、「思い立ったらすぐ打ち込める」という手間の削減につながりました。
その他にもボリューム、パン、センドリターン、トラック移動や、リピートの範囲、マーカーへの移動などなど・・・色んな機能が使えます。上位機種だったMK3は、それ以外にもリピートやメトロノームのオンオフ、アンドゥなどの専用ボタンが有りましたが、特に不便は感じていません。
4. Bitwig Studioとのシームレスな親和性
まだすべての機能を使い倒したわけではありませんが、今のところ主要な操作はすべて問題なく動いてくれています。クリップのコントロールからトラックの操作まで、Bitwigユーザーならストレスフリーで導入できます。
ただしコントローラーの設定は以下のようにしてください。衝動的に『+Launch Key…..』と書かれているのを押したくなりますがその下の『+Add Controller』を押します。

①~④の順番で設定しましょう。

最終的にこのように設定すればOKです。

気になった点(MK3 37鍵との比較)
コンパクトさとのトレードオフや以前の環境との違いから、いくつか気になった点もあります。
- ノブが若干重く、ギザギザがない:ノブ(エンコーダー)の回転速度や抵抗感が少し重めに感じられます。また表面にギザギザ(滑り止め)加工がないため、指先でサクサク回したい時に少し滑りやすく感じることがありました。MK3にもギザギザはありませんでしたが、もうちょっとノブが太かったので若干操作しやすかったです。
- 物理ホイールからタッチストリップへの変更:MK3 37鍵にあった物理的なピッチベンド・モジュレーションホイールに慣れていたため、Mini特有のタッチストリップ操作には少し慣れが必要です。
- 鍵盤の打鍵感やはりフルサイズに近い37鍵モデルと比べると、ミニ鍵盤特有の感触があり、多少の安っぽさは否めません。本格的に鍵盤を弾ける人は、Miniではなくフルサイズ鍵盤の方を買ったほうがきっと楽しめるんじゃないでしょうか。
これらは37鍵フルサイズモデルからミニサイズへ移行したことによる構造上の違いで、事前の予想通りだったため、機能や取り回しの良さというメリットを考えれば十分に納得できる範囲でした。
まとめ:鍵盤演奏が苦手な人にこそおすすめしたい最高のスケッチツール
Novation Launchkey MK4 Miniは、単なる省スペースキーボードではありません。
- 鍵盤が弾けなくても白鍵だけでイメージ通りのコードやいろんなスケールが弾ける
- プラグイン設定の手間が省けてアイデアを即形にできる
- コンパクトでいつでも曲作りを始められる
という、制作の「やる気スイッチ」を押してくれる最高のアイテムでした。特にBitwigを使っていて『このキーボードBitwigにしっかり対応しているかな?』という心配をお持ちの方にとっては心からおすすめできる一台です!
おまけ: 録音ボタンを押してもアレンジャーに録音されない場合
画面右上の鍵盤ボタンを押して『Arranger』に切り替えること。
